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それは、オーディオ専門店でアルバイトをしていた時でした。夕方になり、店主が「今
晩お客さんに呼ばれているんだけど一緒に行くかい・・・?」と云われ・・・「どこです
か・・・?」と答えると、以前より何度か言葉を交わしたことのある「大学教授」の自宅
を訪問するということであった。「お邪魔じゃなければ喜んで」ということで閉店後にい
っしょに訪問した。家に入るなり「リビングルーム」に通されて「びっくり!」した。あ
の、夢にまでみた「ALTECのA5」が目に飛び込んできました。横には、McInt
oshのアンプ、そしてMcIntoshのチューナー、REVOXのテープデッキと間
近で初めて見る機器のオンパレードであった。興奮を抑えつつ、出されたお茶を飲んで会
話を聴いていたが内容は記憶に残らなかった。この日が、私の「McIntosh」との
初めての出会いであった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当時は、今と違って輸入品の価格は桁違いだったので、夢を見ているような「錯覚」か
とも思えるぐらいであった。レコードを何枚か聴かせてくれましたが、記憶がこれまた「
もったいないことに・・・」ありませんでした。以来35年に渡り、この「趣味&道楽」
の世界に入り込んでしまいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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その頃のMcIntosh製品と言えば管球式からトランジスタに変わり始めた時で、
プリアンプがC26かC28でパワーアンプがMC2105との組み合わせでシステムを
構成している時期でした。この時訪問した先生の自宅もこのシステムでしたが、数年後に
お伺い出来たときにはパワーアンプがMC2300にグレードアップされていました。雑
誌の写真では知っていましたが、初めてみるその巨大なアンプを見て「びっくり!」した
ことを覚えています。その後、別な所有者からC28とMC2105の中古品を手に入れ
ることが出来そうになったことが2度ほどありましたが、その度になぜかお断りしてしま
いました。オーディオを生涯の趣味と決めて「いつかは・・・」と夢に描き続けていたM
cIntoshを所有する事ができそうでいて叶わぬまま出会いから、15年が過ぎてし
まいました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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