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オーディオを本格的に始めてから数年たった頃にパイオニアのヘルパーとして長い期間
アルバイトを続けていたときに別ブランドとして展開していた「Exclusive」の
存在を知りました。当時は各メーカーが競って開発していた高級アンプが次々と発表され
ていた頃だったこともあり、その大部分を試聴済みでしたから自身の耳を信頼してメイン
になるパワーアンプの選択を決定しようとしていた時期でもありました。「M4」という
A級動作のアンプを運良く試聴できる機会を得て、早速聴いてみると驚くほどの違いを感
じてしまい私の心の中はすぐに決まりました。その後、ALTECのA7ー500ー8を
使用してレコードコンサートを定期的に主催していたときに、ご厚意でメーカーなどから
毎回アンプをお借りして鳴らしていましたが思った音が出ずに苦労していました。最初は
50W出力のトランジスタアンプでは無理かと思いましたが、レコードが回転を始めると
素晴らしい音が会場を響き渡ったことで「M4」の実力が本物であることを証明するもの
となりました。自宅ではTANNOYの「RectangularYork」を鳴らし
ていましたが、沸き上がるような響きの中に包まれながらのレコード鑑賞が毎日の日課と
なっていました。TANNOYの持っている奥行き感のある再生音が見事に引き出されて
いて、更には上下に拡がりを持った音場空間を再現できる数少ないアンプとして我が家に
無くてはならないものとなりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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