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パラゴンでボーカル等を中心に聴くためのシステムを構成しようと思っていましたが、
なかなか思ったような響きを再生できませんでした。何とかしようと当時の最新鋭機種で
あったMC500というアンプを購入して鳴らしてみましたが、期待倒れに終わってしま
いました。(これには、後日談があり「関西地方など」ではマニアが喜んで使っている・
・・?という話が伝わってきました。結論はアメリカ本土と同じ「60Hz」地域ならば
OK!で関東の50Hzでは「ダメ」ということであった。まったくの「デタラメ情報」
でもないようなので、購入してすぐに私が「輸入元」へ苦情の電話をした頃には、まだ「
未知のもの」だったのかも知れません。)私としては、「デザイン」が気に入っていたの
で手放すつもりは無かったのですが、知人に貸していた所「欲しい!」という人が現れた
ということで「どうぞ」と譲ってしまいました。電源の周波数は当時でも可変出来る機器
が登場していましたので、今となっては泣きたいくらいでした。発想を変えて、あまりこ
だわりを持たずに「古い設計のスピーカーシステム」なんだから「古い設計のアンプ」を
使えばいいんじゃないかという、当たり前と思える方向転換をしました。しかし、市場で
は「ビンテージ・アンプ」などは「高嶺の花」で販売されていた頃でしたから「売り手市
場花盛り状態」でとても手が出せる状況ではありませんでした。その後、知人や友人など
に紹介してもらって、管球式のアンプを数台聴かせていただくことが出来て「重要な参考
資料」になりましたが、やはり「個人の志向の世界」なので判断に戸惑うことが非常に多
くありました。最終的には自分で決めないと「ズルズル」と余計なお金が次々と浪費され
てしまうと思い、暫くの間を「冷却期間」とすることを決めました。その後、暫くすると
突然「MC275」の復刻版が限定販売されるニュースが飛び込んできました。どうしよ
うか迷いましたが、どうせ「オリジナル」を所有している人からは「別物」と云われる世
界ですが、しかたのないことですから何と云われても良いと割り切って「注文」しました
。何とか手に入れ聴いてみると・・・十分に期待に応えてくれましたので、今では「復刻
版」ですと自から名乗っています。翌年にはC22も加わることが出来ました。・・・・
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