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昭和51年にM4を購入してからは、以前に増してオーディオに対する熱の入れ方が強
くなっていきました。音の出入り口ばかりではなくアンプという増幅部分の持つ力量があ
るかないかの差が、それまで考えていたよりも重要に思えるように変化してきたためでし
た。その頃はコントロールアンプにTECHNICSのSUー9070を使っていました
が、思い切ってC3を購入しました。ほかに、C21とM4の弟分だったM22の組合せ
でJBLのMODEL4311Bを鳴らしていましたが、C3からM4とM22の両方に
分岐して使うことにしました。将来的にも長く安心して使っていくためには信頼性が重要
と考えての決断でした。この時点ではコントロールアンプだからこその信頼性が一番重要
と考えての選択でしたから「音・・・云々」などという考えは全く排除して他の機器との
比較検討などは一切行いませんでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
M4,C3と木枠に入った名コンビの横に、色気も何も感じさせることのない金属むき
出しのFMチューナーがあること自体が不自然に思えるようになり、一生使い続けていく
ことを前提に機種を選択しましたが、最後に残ったのはTORIOのKTー9500と別
ブランドのサプリューム、ケンソニックそれとF3の4つに絞られていました。最終判断
をしようとしていたときにコントロールアンプの時と同じ思いを感じだしたことで、あっ
さりとF3に落ち着いてしまいました。しかし、この時の決断が正解だったことは30年
以上経った現在でも現役で使用していることが何より物語っています。・・・・・・・・
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